赤ちゃん・子どもが写真を嫌がる・泣くを解決|笑顔写真家が3つの方法を伝授します

写真を撮ろうとすると、子どもが嫌がって写真が撮れないと悩んだことはありませんか?

子どもが顔をうつむいてしまったり、そっぽを向いたり、泣いてしまったり。

そんな状態に困ってしまっているママパパのために、子どもが写真撮影時にパッと笑顔になってくれる方法をお伝えしていきますね。

子どもが写真を好きになる必殺技3つ

①笑顔を見せながら撮る

②あそびながら撮る

③写真を見せて、ほめ

“写真を撮るって楽しい”と子どもに感じてもらうことが肝心

子どもが写真嫌いになる原因、それは子どもの“撮られているという不快感”が引き起こしていると私は考えています。

いわば、“写真を撮るときにいい思い出がない”ということです。

ママパパが子どもの写真を撮る様子を観察していると、「そこ立って」「じっとしてて」「笑って」と声かけをして「はい、チーズ」でシャッターを押す方の割合がとても多いです。

「ちゃんとしなさい」と子どもに怒る方もいらっしゃいます。

子どもが動き回ったりして大変なのは承知ですが、その気持ちをぐっと我慢して、まずは子どもに写真を楽しんでもらおうという気持ちにチェンジしていきましょう。

その上で、下の3つの撮影方法をおすすめします。

①笑顔を見せながら撮る

ママパパの撮影の様子を観察していると、ほとんどの人がカメラ・スマホをずっと子どもに向けています。

子どもの目線で見たとき、こんな風に子どもから見えています。

いかがでしょう?威圧感、感じませんか?

レンズを向けられていると、撮る人の顔が見えません。

それでは子どもは不安になり、不快感につながってしまいます。

それをチェンジしましょう。

「息つぎスマイル」と私は呼んでいるのですが、ずっとレンズを子どもに向けるのではなく、たまにカメラを下にして、パッと顔を出します。

その時に子どもに満面の笑顔を見せてあげてください。

「ミラーリング効果」という言葉が心理学にはあって、好意をもっている相手のしぐさや表情、動作を真似してしまうというものです。

撮る人の笑顔を見れば、子どもも笑ってくれる瞬間が出てきます。

それこそがシャッターチャンスです。

最初は子どもが笑ってくれなくても、何度も繰り返し息つぎスマイルを行うことで、子どもが笑顔になる瞬間は必ず出てきますよ

②あそびながら撮る

子どもが大好きなもの、それは“あそび”です。

このあそびは写真を撮るときに非常に有効なんです。

私はこの撮影方法を“あそびシャッター”と呼んでいるのですが、どんな赤ちゃん・子どもにも効果的ですよ。

子どもとヒーローショーや遊園地などに行ったとき、記念写真を撮ろうというシチュエーションを思い浮かべてください。

あなたなら、どう写真を撮りますか?

ほとんどの人が看板などの前に子どもを立たせて、「はい、チーズ」で写真を撮るかと思います。

ここに“あそび”を加えるんです。

例えば、「くるりんぱ!」と子どもと一緒に言って、子どもをジャンプして振り向かせてみてください。

普通に立っている状態よりも、ただジャンプするだけでも子どもの笑顔は引き出せますよ。

日常のあそびの中で写真を撮りたい場合は、例えばだるまさんがころんだのあそびと写真撮影を掛け合わせてみましょう。

「だるまさんがころん写!」と名付けています。下の動画をご覧ください。

③写真を見せて、ほめる

さらに子どもに『写真を撮るって楽しい』と感じてもらうためにできることがあります。

それは、写真を撮った瞬間に液晶画面を見せてほめることです。

「いい笑顔だな~!」「笑った顔、かわいい」など、写真を見せながら子どもにほめ言葉を投げかけてあげます。

そうやって親が子どもを肯定的に伝えることで、『自分の笑顔はいいんだ』と子どもは自分に自信がもつことができます。

自信から出てくる笑顔はとても輝かしいものです。

今日は赤ちゃん・子どもが写真を嫌がる、泣くという状態をチェンジすべく、記事を書いてみました。 いかがだったでしょうか?

すぐにチャレンジできる撮影方法なので、ぜひやってみてください。

子どもの笑顔の記録をたくさん積み重ねていきましょう~!

それでは、笑顔写真家えがお先生でした。


笑顔写真家えがお先生
年間1000組以上の家族写真を撮影している。
その他、家族向けの写真講座、撮影会を各地で開催。
1986年新潟県三条市出身、大阪府在住。
新潟大学教育人間科学部卒業。
大学生のころ、旅行先で出会ったこどもの笑顔が深く印象に残り、「笑顔」を撮影する写真家を志す。
『写真撮影が変われば、親子の笑顔は増える』という考えから、笑顔写真の撮り方「あそびシャッター」を10年間かけて考案。