保育の記録が得意になる!写真記録研修|保育士さんの質問にお答えします。

川崎市保育会主催で研修会「保育写真セミナー」を開催しました。

【開催報告】保育の記録が得意になる!写真記録研修@川崎市保育会

この研修会で保育士さんたちからたくさんの質問が挙がりましたので、このページで一つ一つ答えていきたいと思います。

質問に答えていきます!


質問①行事の時、保護者も保育者と同じように集合写真を撮り、子どもの目線があちこちにいってしまいます。みんながこっちを向くにはどうしたらよいですか?保護者のみなさんと別の方がよいのでしょうか?

回答
撮影の時間は別にした方がいいですね。保育者が先に撮影を行い、保護者の方々が後での撮影にした方がいいと思います。保護者の方々が撮るときに親切なやり方があります。それは子どもたちに右→真ん中→左と順々に向いてもらうこと。まず子どもたちに右を向いてもらい、保護者に「では、こちらで写真を撮られる方はどうぞ」と声をかけ、右側のスペースにいる保護者が写真を撮る。それを真ん中→左のスペースにいる保護者へと順々に撮影の出番を設けてあげられると親切ですね!

質問②ipad、ipodでもデジタルカメラと同じく撮影できますか?(園ではカメラを使う時とi-pad、i-podを使う時があります)

回答
できますよ。保育写真セミナーでお伝えしているのは、カメラの機能的なことではなく、コミュニケーションを取りながら、いかに子どものイキイキした表情や姿を引き出せるのかということがポイントです。セミナーでお伝えしている内容はどんな撮影機器でもお使いいただけます。

質問③自園のカメラでもノーファインダーができるのかなーぶれないのかなーと。練習あるのみ!かしら…

回答
ノーファインダー撮影は基本的に手を固定して撮影するので、ぶれることは少ないですよ。最初は手元をぶらしてしまうこともあるかもしれませんが、何度かやっていくうちにスムーズに撮影できるようになるはずです。
パワポスライド=カメラの持ち方

質問④子どもが走っている姿の写真を撮りたいこともあるんですが、自分も動いてブレてしまうことがあります。そのコツを教えてください。

回答
まず、撮影者は動かないことをおすすめします。子どもが走る方向を予測し、そこで待機して手元(カメラ)を固定。子どもがファインダーに入ったタイミングでシャッターを押してみてください。というのも、カメラを動かすとブレる確率が途端に上がってしまうからです。

質問⑤3歳以上の子どもの元気に動いている(走っている姿やジャンプしている姿)の躍動感がある写真はどうすればいいですか?

回答
上に同じですが、もう一つポイントをレクチャーしますね。なぜ動きが大きくなる写真がブレてしまうかというと、子どもの動きにカメラの性能が追いついていないからなんです。では、どうしたらいいのか?走っている姿やジャンプしている姿はお外で撮影することです。室内だとどうしても暗いため、ブレてしまう確率がぐん!と上がってしまうんです。外は光も強く(光量と呼びます)、写真もブレにくくなりますよ。

質問⑥走っている姿はいつも苦戦します。

回答
上2つの回答をご覧ください。

質問➆ノーファインダーで撮ることが多いですが、どうしても頭(上の方)が切れてしまうことが多いです。これは固定と慣れ(距離感)で解決できますか?良い方法があれば教えてください。

回答
それは少し下向きに撮るクセがついてしまっているのかもしれません。写真を撮る際にファインダーを見て、子どもが写真に入っていることを確認してみましょう。何度かやっていくうちにこの手の角度で撮影すれば大丈夫という感覚を覚えていけるはずです。

質問⑧子どもの頭が切れてしまうことがあります。保護者的にはNG写真になりますでしょうか?

回答
できれば頭が切れてしまう写真は避けたいところです。平気な方ももちろんいますが、嫌悪感を抱く方もいます。できるだけ、お顔は入るようにしましょう。また、園だよりに写真を載せる際も、文字や吹き出しが子どもの顔に重ならない配慮が必要になってきますね。

質問⑨カメラ目線でないといけないでしょうか?

回答
そんなことはありません。今日お伝えした保育に取り組む写真は、子どもたちの熱中したり、頑張ったりしているカメラ目線ではない写真がいいですね。ただ、製作した物と撮る写真や集合写真など、ここぞ!という時にはカメラ目線を目指したいですね。
質問⑩ipodだとアップするとぼやけてしまうのですが、どうしたらいいですか?

回答
それはipodで撮影した写真をipodでHPにアップするという意味でしょうか?それならばipodの撮影する「解像度と画質」の設定をするといかがでしょうか?今の設定では撮影するデータの大きさが小さかったり、画質が悪い状態で撮影している可能性もあります。一度確認してみてくださいね。

質問⑪誕生カードの撮影をする時に、写真をとられるのが苦手な子の表情が上手くひきだせません。会話してみたり、ハイタッチなどもしてみたのですが…(背景が壁と決まっています)

回答
写真に苦手意識を感じている子はいますよね。たくさん撮影の引き出しを持っておくことかなと思います。例えば、その子は写真に苦手意識をもっているので特別に、撮った写真を液晶画面で見せてあげて、「見て!いい感じに写ってるね」と声かけしたり。一旦壁の方にからだを向けて、「せーの!」の合図でくるっとジャンプしてこっちをふりかえった瞬間を撮影したり。「おめでとう~!」と一緒に言いながら、撮影したり。その子にとってどんな動作や遊びが楽しいと感じるのかがわからないので、撮影者が撮影方法をたくさん考えておくことがおすすめです。

質問⑫子どもたちをキレイに楽しそうに撮れる画質のいい手軽なカメラはありますか?

回答
リサーチして、またここに追記したいと思います。

質問は以上です。

これからも保育現場の方々に役立つ研修会、コラム執筆をしていきたいと思います。ご期待ください!

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