家族が笑顔になる写真活用術⑥|子供に自信がつく!「フォト図鑑」づくり|笑顔写真家えがお先生

前回のテーマは『子どもにカメラを持たせよう』でした。

今回はその応用編です。

毎年夏になると、下の記事の検索数がすごいことになります。

なぜでしょうか?

それは、夏休みの自由研究に悩むご家庭が多いから!

ただ、今回紹介したいのは、夏休みに限らず、普段から子どもが撮った写真をプリントし、一冊の本、つまり図鑑にしていくことです。

なぜ図鑑にするの?

例えば、花が好きな子どもがいたとしましょう。

本屋で売っている図鑑を持っているかもしれません。

それを眺めて、花の名前を覚えたり、どこに咲いているのかを見て楽しんでいるとしましょう。

ここで私がおすすめしたいのは、実際に花を見つけに行き、写真に撮り、メモし、本=図鑑にしていくというプロセスです。

自分の目で見て、さわって確かめて、写真に撮ることで、子どもの手ごたえや達成感につながります。もちろん、さらに花のことが好きになっていくでしょう。

それと同時に形にすること、表現すること、発表することをとおして、子どもの観察力・表現力・コミュニケーション力が格段に上がります。これは前回にもお伝えしました。

家族で楽しむ写真活用術⑤|自由研究にも!子供にカメラを持たせよう

フォト図鑑の種類

子どもの成長や興味関心によって、テーマが変わってきます。

パパママは子どもの気持ちにそって、テーマを決めてあげたり、アドバイスしてあげてくださいね。

私が提案するフォト図鑑の種類は3種類。

①子どもの興味・関心のある「好き!」がつまったフォト図鑑
例:花フォト図鑑、電車フォト図鑑、魚フォト図鑑

②日常で目にした「面白い発見」を撮ったフォト図鑑
子どもが日頃発見したものを写真で記録し、図鑑にしていくもの。

③家族や友だちを撮った「人物」のフォト図鑑
子ども同士で写真を撮り合ったり、パパママやおじいちゃんおばあちゃん、先生や近所の人などのスナップ写真を図鑑にしたもの

親子のコミュニケーションにも役立つ

例えば、花の好きな子どもとパパが一緒にハイキングに行って、野花を見つけに行ってみましょう。

そこで見つけたたくさんの花を写真で記録します。

家に帰ってから写真をプリントして、パパと一緒にフォト図鑑づくり。

ママが仕事から帰ってきたとして、次は子どもがフォト図鑑をめくりながら、今日見つけた花の発表会。

「山の入り口ではこんな花があってね」「この花にはモンシロチョウがたくさんとまっててね」「これはなんの花かわからないから図書館で調べてみます」など、子どもの声に大人が「うんうん」と耳を傾けてあげる。

こうした親子のコミュニケーションがとても豊かだと思うんです。

作り方

用意するもの

・カメラ

・アルバム

・コメントが書けるマスキングテープやシール

・ペン

手順

①フォト図鑑のテーマを決める

子どもがまだ小さいときには、「今日見つけたもの」など、写真を撮りやすいテーマにしてあげましょう。

パパママは「最近何に興味がありますか?」とインタビューごっこをしながら、フォト図鑑のテーマを引き出してあげるといいですね。

②写真を撮りにいこう

テーマが決まったら、実際に写真を撮りにいきましょう。

子どもに持たせるカメラは以前youtubeで紹介したので、よかったら参考にしてくださいね。

また、前回の記事でもお伝えしましたが、子どもが写真を撮るときのポイントは下のとおりです。

お:おおきく     撮りましょう
子どもは遠慮してしまうと、遠ざかって撮ったり、隠し撮りのように撮ってしまいます。そうではなくて、被写体を画面いっぱいに大きく撮ってみようとアドバイスします。
い:いろんな角度から 撮りましょう
真正面だけではなくて、下から撮ったり、横から撮ったり、その人のいいところが写真に写るように工夫しましょうとアドバイスしています。
しゃ:しゃべりながら 撮りましょう
人は緊張してしまうと、笑顔はでません。なので、しゃべりながら、緊張をほぐしてあげながら、自然な笑顔を撮りましょうとアドバイスしています。

③写真をプリント

子どもと一緒にプリントしたい写真を選んでみましょう。

「この写真はうまく撮れた」「こんな風に撮れたのはじめて」など、子どもの感想を聞きながら、写真を見ると盛り上がります!

おすすめのプリンターは以前紹介したので、参考にしてくださいね。

簡単!綺麗!長持ち!のおすすめフォトプリンタ|実際にえがお先生が愛用しているイチオシ紹介

④コメントを書く

子どもが文字を書けるようならば、「この時、どんなことが起こったか」「観察してみて、どんな発見があった?」などをコメントシールに書いてもらいましょう。

もし子どもがまだ字をかけなければ、子どもにインタビューをして、パパママが代わりに書いてあげましょう。

書いたコメントは写真の上に貼るのがおすすめです。

⑤アルバムに差し込む

写真をそのままアルバムのリフィル(用紙)に入れていきましょう。

ちなみに私が使っているアルバムは100円均一・DAISOで見つけたものです。

以前私が作ったのは「食フォト図鑑」。

表紙に写真とタイトルを書きます。

ページを開くと、

①~④までで準備した写真をアルバムに差し込むだけ。

補足情報としてインターネットで調べた情報などを書きこむと、さらにGoodです!

自分がつくった!という達成感を子どもに

子どもが自分のオリジナルの図鑑を一冊作ったとき、それは大きな達成感になります。

もし可能ならばパパママだけが見るのではなく、他のご家族や友人、また先生などに見せてあげてください。

「うちの子がつくったんです」と自慢してください。

そうすると子どもは照れながらも『自分はできるんだ』という自信にもつながります。

最近よく言われている自己肯定感もこうした自分はできるんだ=自分は価値がある存在なんだと思える力が育ってきます。

達成感を得られるフォト図鑑づくり、ぜひ実践してみてくださいね。

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