前回のテーマは『子どもにカメラを持たせよう』でした。
今回はその応用編です。
毎年夏になると、下の記事の検索数がすごいことになります。
なぜでしょうか?
それは、夏休みの自由研究に悩むご家庭が多いから!
ただ、今回紹介したいのは、夏休みに限らず、普段から子どもが撮った写真をプリントし、一冊の本、つまり図鑑にしていくことです。
なぜ図鑑にするの?
例えば、花が好きな子どもがいたとしましょう。
本屋で売っている図鑑を持っているかもしれません。
それを眺めて、花の名前を覚えたり、どこに咲いているのかを見て楽しんでいるとしましょう。
ここで私がおすすめしたいのは、実際に花を見つけに行き、写真に撮り、メモし、本=図鑑にしていくというプロセスです。
自分の目で見て、さわって確かめて、写真に撮ることで、子どもの手ごたえや達成感につながります。もちろん、さらに花のことが好きになっていくでしょう。
それと同時に形にすること、表現すること、発表することをとおして、子どもの観察力・表現力・コミュニケーション力が格段に上がります。これは前回にもお伝えしました。
家族で楽しむ写真活用術⑤|自由研究にも!子供にカメラを持たせよう
フォト図鑑の種類
子どもの成長や興味関心によって、テーマが変わってきます。
パパママは子どもの気持ちにそって、テーマを決めてあげたり、アドバイスしてあげてくださいね。
私が提案するフォト図鑑の種類は3種類。
①子どもの興味・関心のある「好き!」がつまったフォト図鑑
例:花フォト図鑑、電車フォト図鑑、魚フォト図鑑
②日常で目にした「面白い発見」を撮ったフォト図鑑
子どもが日頃発見したものを写真で記録し、図鑑にしていくもの。
③家族や友だちを撮った「人物」のフォト図鑑
子ども同士で写真を撮り合ったり、パパママやおじいちゃんおばあちゃん、先生や近所の人などのスナップ写真を図鑑にしたもの
親子のコミュニケーションにも役立つ
例えば、花の好きな子どもとパパが一緒にハイキングに行って、野花を見つけに行ってみましょう。
そこで見つけたたくさんの花を写真で記録します。
家に帰ってから写真をプリントして、パパと一緒にフォト図鑑づくり。
ママが仕事から帰ってきたとして、次は子どもがフォト図鑑をめくりながら、今日見つけた花の発表会。
「山の入り口ではこんな花があってね」「この花にはモンシロチョウがたくさんとまっててね」「これはなんの花かわからないから図書館で調べてみます」など、子どもの声に大人が「うんうん」と耳を傾けてあげる。
こうした親子のコミュニケーションがとても豊かだと思うんです。
作り方
用意するもの
・カメラ
・アルバム
・コメントが書けるマスキングテープやシール
・ペン
手順
①フォト図鑑のテーマを決める
子どもがまだ小さいときには、「今日見つけたもの」など、写真を撮りやすいテーマにしてあげましょう。
パパママは「最近何に興味がありますか?」とインタビューごっこをしながら、フォト図鑑のテーマを引き出してあげるといいですね。
②写真を撮りにいこう
テーマが決まったら、実際に写真を撮りにいきましょう。
子どもに持たせるカメラは以前youtubeで紹介したので、よかったら参考にしてくださいね。
また、前回の記事でもお伝えしましたが、子どもが写真を撮るときのポイントは下のとおりです。
③写真をプリント
子どもと一緒にプリントしたい写真を選んでみましょう。
「この写真はうまく撮れた」「こんな風に撮れたのはじめて」など、子どもの感想を聞きながら、写真を見ると盛り上がります!
おすすめのプリンターは以前紹介したので、参考にしてくださいね。
簡単!綺麗!長持ち!のおすすめフォトプリンタ|実際にえがお先生が愛用しているイチオシ紹介
④コメントを書く
子どもが文字を書けるようならば、「この時、どんなことが起こったか」「観察してみて、どんな発見があった?」などをコメントシールに書いてもらいましょう。
もし子どもがまだ字をかけなければ、子どもにインタビューをして、パパママが代わりに書いてあげましょう。
書いたコメントは写真の上に貼るのがおすすめです。
⑤アルバムに差し込む
写真をそのままアルバムのリフィル(用紙)に入れていきましょう。
ちなみに私が使っているアルバムは100円均一・DAISOで見つけたものです。
以前私が作ったのは「食フォト図鑑」。
ページを開くと、
①~④までで準備した写真をアルバムに差し込むだけ。
補足情報としてインターネットで調べた情報などを書きこむと、さらにGoodです!親
自分がつくった!という達成感を子どもに
子どもが自分のオリジナルの図鑑を一冊作ったとき、それは大きな達成感になります。
もし可能ならばパパママだけが見るのではなく、他のご家族や友人、また先生などに見せてあげてください。
「うちの子がつくったんです」と自慢してください。
そうすると子どもは照れながらも『自分はできるんだ』という自信にもつながります。
最近よく言われている自己肯定感もこうした自分はできるんだ=自分は価値がある存在なんだと思える力が育ってきます。
達成感を得られるフォト図鑑づくり、ぜひ実践してみてくださいね。
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