えがお先生 代表挨拶
子どもの周りに笑顔を引き出してくれる大人を増やしたい
子育て支援の活動をしてきた私にも娘が生まれ、実際に子育てに向き合うようになりました。想像していた以上に、大変さを感じる場面が増えてきます。
妻、子ども、私の誰かが病気したときや、台風などの災害で停電になったときなど、非日常の出来事が起こったときはなおさらです。
大阪に暮らす私たち家族は平成30年台風第21号によって、停電が丸4日続きました。家族の家も停電となり、避難場所を探す私たちはなんとか親戚の家で泊めてもらえました。
まだ生後1か月だったわが子を守るので必死でしたが、親戚の家族に助けてもらえた経験は大変大きいです。
それから娘は0歳児入園をし、保育士さんと共に子育てをするようになりました。
子育て中に手を差し伸べてくれる人がいることがどれだけ心強いことか。
身近に頼れる人がいるから頑張れる。
そんな頼れるネットワークがなかったら、心が折れてしまってもおかしくありません。
そんなさまざまな関係性に下支えされるからこそ、育児の喜びを感じることができます。
私は夜寝る前にわが子との写真や動画を見返す習慣があるのですが、そんな風に子どもの笑顔を眺めていると「かわいいな」と愛情が沸き上がってくるのを感じます。
自分のなかに愛情を感じることは、子育てを前向きにすることにつながっていきます。こんな子育てへのあたたかな感情をたくさんのご家族と共有したい。
だからこそ、まずは保護者・養育者が身近に頼れる関係性をつくって、子育てすることの喜びを感じられるサポートができれば。そう願い、子ども・子育て支援機構 笑顔デザイン研究所を発足しました。
かかわるすべてのご家族が子育てに前向きになる支援をしていきたく思います。
加藤雄一
プロフィール
加藤雄一(えがお先生)笑顔写真家/防災士