ウクライナで開催した写真展「笑顔の架け橋」のこと|笑顔写真家えがお先生

2014年3月、ウクライナの首都キエフ市とリヴィウ市で写真展「笑顔の架け橋~日本からウクライナへ贈る手紙~」を開催しました。

ウクライナ日本センターから依頼があり、実現した展示会。

私自身、初めて海外での展示でした。

キエフ市での展示▼

日時: 2014年3月11日(火)~16日(日)
場所: ウクライナ日本センター NTUU“KPI” 展示室
主催: ウクライナ日本センター NTUU“KPI”
開催期間の訪問者数: 200名

リヴィウ市での展示▼

日本フェスティバル «Japanese Spring in Lviv»2014

https://uajc.kpi.ua/ja/zakhodi/vidbulosya/7675-festival-yaponska-vesna-u-lvovi.html
(↑ウクライナ日本センターの報告レポートのサイトに飛びます)

開催期間: 2014年2月28日(金)~2014年3月2日(日)
主催: ウクライナ日本センター NTUU"KPI"
開催地: リヴィウ市中心部
協力: リヴィウ市
参加者数(目標): 5000人
プログラム: 展示、講演、デモンストレーション、ワークショップ、「福島・チェルノブイリ」プロジェクト(仮称)、ドキュメンタリービデオ上映

展示内容

笑顔の架け橋

写真展「笑顔の架け橋~日本からウクライナへ贈る手紙~」

テーマ『震災を乗り越えて生きていく人たちの思い、そして笑顔』

東日本大震災から3年が経ち、現地の人々の姿・笑顔を展示。(写真20点、子どもの手書きメッセージ、キャプションを展示しました。)

実際に展示した写真▼

・こどもたちの笑顔(岩手県釜石市・大船渡市・陸前高田市、宮城県気仙沼市)
・現地で見つけた、生命のチカラ(岩手県陸前高田市・震災一ヶ月後)
・一枚の写真の価値(岩手県陸前高田市・思い出の品プロジェクト)
・こどもの願い(岩手県陸前高田市・七夕での出来事)
・現地の家族の思い(岩手県陸前高田市・家族の密着撮影)
・復興旗(岩手県陸前高田市・現地の人が建てた旗)

ウクライナ人の方々からのコメント(写真展の感想)

笑顔の架け橋2

■「とても心に響く写真展、本当にありがとう・・・。」

■「素晴らしい写真展。人々から温かい笑顔が消え去ることはありません。この写真が心を温めてくれるので、私の顔からも笑顔がなくなることはありません。」

■「(作者のように)自分の仕事を通して私たちをつなげてくれる人が、世界中にもっと増えますように。」

■「素晴らしい展示会。あんなに恐ろしい災害を体験してもこんな風に笑えるという事実は、人々がいつか自分の家を建て直し、幸せになれるという確信を与えてくれます。忍耐強くあること、より良い未来を確信すること、そしてできるだけたくさんの笑顔があふれることを祈っています。」

■「日本人が、どんな逆境においても微笑むことのできる、強い人々であることが改めて分かりました。素晴らしい写真。ありがとう!」

■「心からの笑顔ほど素晴らしいものはありません。この展示会を開催してくれたかとうゆういちさん、ありがとう。写真につられて、私の顔も笑顔になります。」

■「記憶に残る良い写真でした。キエフでの展示に感謝します。」

■「5) 温かく、ポジティブな気持ちがあふれる、色あざやかな写真。」

写真は心の支援になる。

笑顔の架け橋

東日本大震災が発生して1ヵ月後から岩手県陸前高田市に入り、現地に滞在しながら、ボランティア活動をしていました。

そこでは津波で流されてしまった写真やアルバムなどの思い出の品を洗浄して、返却する現地ボランティアを担当していたんです。

写真を見つけられた方のなかには、その場で泣き崩れて、動けなくなってしまう人もいました。

それほど、一枚の写真が心の救いになっていたのです。

 

ウクライナでも、写真展を見た人がこれほど写真に励まされたというコメントをもらいました。

写真を撮った人、撮られた人、見た人それぞれの思いがめぐる、写真のチカラ。

それをとても感じさせてもらえました。

笑顔は国境を越える。

笑顔 写真

 

写真には撮った人、撮られた人の心が写っています。

東日本大震災後に撮らせてもらった写真も、人が生きる力が写っています。

人が生きる力、そこには笑顔があります。

ウクライナの人たちから届いたコメントを見ながら、『笑顔は人を笑顔にするんだ。それは国境さえも越えていけるんだ。』

そう思わせてもらえました。

写真にできることを探して

もしまた必要とされるならば、ウクライナの人たちに向けて、展示会をひらくことができたら。

そして写真を見てもらえたウクライナ人の心を少しでもあたたかくできれば。

笑顔写真家として、そう考えています。

また笑顔の架け橋になれることを願って。

-活動日誌
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