ここ数年、保育現場では販売用写真だけでなく、 保育ドキュメンテーション等、
記録や発信、評価やふりかえりの材料として写真の重要性が増しています。
しかし、保育の研修で写真を扱ったものはまだ少なく、 どう撮るか、どう見せるか、個人情報保護との兼ね合い等、各園が手探りで進めている状態です。
そこで、自分の園では保育の中で写真をどう活かしているか・扱っているかを伝えあい、 写真と保育について意見を交換し合う会を企画しました。

オンライン企画「保育と写真のこれから」意見交換会を、2022年7月29日の夜に実施しました。
東京・埼玉・滋賀・大阪・兵庫・熊本と、 各地から保育関係者が集まり、 日頃の写真の活用の仕方、 ネットでの情報発信について、 動画と写真の違いなど、 熱く語り合いました。
意見交換の場で出てきた声

- 今は視覚的な情報共有が必要な時代となっている
- ホームページやブログで発信しているが対象はどこなのか?
- 入所者にも、新規入所者にも、保育士志望の学生にも向けている
- 販売写真。感動する写真と、とりあえず買っておこうと思う写真は違う
- 保護者に向けても、どんな写真を良しとするか方向性を示すと良い
- 動画と写真の使い分けも考える必要がある
- 動画は簡単に全体を映すことが出来るが、編集が大変
- 編集に時間が取られたくないので、動画を撮る時に気をつけて撮っている
- 保育における写真力を上げていきたい
- 可愛いだけでなく、子供が何を感じたか、どんな成長をしたか、保育目線の写真を考えていきたい
- 写真も保育だな、と感じた
などなど、素晴らしい気づきがあった90分間でした。
保育において写真を活用する機会は増えており、今後もさらに重要性が高まることが予想されます。
6月に開催した第一回の参加者をはじめ、 保育関係者以外のも交え、 これからも保育と写真について考える場を作っていきたいと思っています。