えがお先生の保育ドキュメンテーションセミナーをレポート!


えがお先生の保育ドキュメンテーション入門セミナーを終えました。

セミナー詳細:2/2開催|えがお先生の保育ドキュメンテーション入門セミナー

この記事では、『ドキュメンテーションって何?』というそもそもの説明からはじまり、『作り方のコツやポイント』も少しレクチャーしていこうと思います。

そもそも保育ドキュメンテーションって何?

保育ドキュメンテーションは「写真付きエピソード記録」と訳されることがあります。

その名前の通り、保育中の子どものエピソードを写真で記録していくものです。

なので、保育ドキュメンテーションとして成立しないのは、下記の通りに言えるでしょう。

・写真を挿絵のようなイメージ写真に使っている場合

・『やりました報告』になっている場合

今回、セミナーを主催してくださっているウェルキッズさんでも詳しく書いていますね▽

保育ドキュメンテーションとは?保育への効果や導入のポイントを詳しく解説

効果的な保育ドキュメンテーションの作り方

今回、保育ドキュメンテーション入門セミナーでは、1つ目に『効果的な保育ドキュメンテーションの作り方』について学んでいきました。

『なぜ、保育中に写真を撮るの?』という疑問を出発点に、保育中の写真が必要となった時代背景、そして保育写真の心得をまずは習得していきます。

その上で、保護者・保育者・子どもの笑顔につながる保育ドキュメンテーションの作り方をレクチャーします。

保育ドキュメンテーション作成時の9つのチェック項目

保育ドキュメンテーションを作る上で入れておきたい項目が9つあります。

・子どもの声 ・状況説明 ・解説(保育者という専門家として) ・日付&クラス ・保育の内容 ・タイトル ・矢印(保育の展開がわかるように) ・色分け ・イラスト

これらの情報が入るほど、より伝わりやすい保育ドキュメンテーションになっていきます。

保育ドキュメンテーション作成時のチェック項目にしてみてくださいね!

保育ドキュメンテーション用の写真の撮り方

まずお伝えしたいのが、保育の写真記録においては、子どものかわいい姿・表情だけではNGということです。

では何を意識すれば、保育ドキュメンテーション用の写真になるのでしょう?

それは「5領域」を写真に写しだすということです。

保育者がいつも意識している「5領域」。

子どもの物事に取り組む姿や熱中する様子を保育者のまなざしでシャッターを押していくこと。それこそが、保育の写真記録・保育ドキュメンテーションの軸です。

これらの内容は「ワークシート」として、保育ドキュメンテーション入門セミナーの受講者さまにお送りしました。レジュメを載せておきますね!

保育ドキュメンテーション入門セミナーの受講者からの声

今後、どのように保育ドキュメンテーションに取り組みたいと思いますか。

・保護者に対して、保育の様子を伝えるツールのひとつとして取り組みたい

・子どものやってみたい気持ちを大切にして、結果ではなく、過程を伝えられるようにしていきたい

・保育の場面や子どもの姿から、子どもの思いや育ちを読み取る力を身につけ、保護者へ発信していくと共に、自園のPRにも役立てたい。

・これまで保護者への啓蒙として、定期的に行ってきたが、保育士の視点、保護者への伝え方を考えて発信していきたい。

セミナーに参加して良かったこと・改善点を教えてください。

・ドキュメンテーションの基礎が分かり、今後取り組む上で活かしていきたい情報がたくさんありました。これはNGというポイントも知れたのが更に良かったです。

・写真の意味が良く分かった。写真サンプルの配布がなく残念だった。

・新たな視点がみつかりました。ありがとうございます。

・資料が分かりやすくて良かった

・子ども目線での写真撮影、自然な空気の中で子どもの姿を捉える方法や、また笑顔を引き出す方法など学ぶことができた。

・ドキュメンテーションの作り方が学べてよかった。子どもの生き生きとした表情を撮るポイントも知ることができ、取り入れたいと思う。

質問「ホームページにUPしているブログ写真に添える効果的なコメントの付け方のポイントなど教えていただけると嬉しいです。」」

答え:まず、キャッチコピーと説明文を分けて書くのはいかがでしょうか。
キャッチコピーはフォントを大きく&口語体で。説明文は実況中継をするように現在進行形で書くことをおすすめします。例えば『子どもたちは集中して、じっと観察しています』『〇〇さんは手で感触を楽しんでいます』のような感じです。一文あたり40字以内で簡潔に書くと、伝わりやすい文章になります。
また、キャッチコピーの部分は文字を赤文字などに変更して、目立たせたいところです。コメントの付け方もメリハリをつけることで、見ている側の興味を引き出したり、最後まで読んでもらえる文章になるかと思いますよ。